400年の昔、名護市古我知では黒・灰・飴釉などを布や藁でぬりたくっただけの素朴な古陶を製出しておりました。水甕、厨子甕の大物から生活必需品まで人々の生活の中で育まれた古窯は、窯跡としては唯一の県指定史跡です。1974年、古我知焼の復興を目指す仲宗根隆明氏によって、窯跡近くに5袋の登り窯が築かれ、毎日の生活のなかで「使うこと」に楽しみ、喜びを見出せる器を作り続けています。